下肢静脈瘤
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下肢静脈瘤
Varicose veins
下肢静脈瘤は、通常、足や脚の静脈が拡張し、膨らんで青紫色の線状や膨らみとして現れる状態を指します。これは、血液が静脈内で正常に流れないことにより、血管が異常に広がる現象です。
下肢静脈瘤のリスク要因は多岐にわたり、家族歴、年齢、性別、妊娠、肥満、長時間の立位や座位での仕事、喫煙、以前の静脈瘤の歴史が主な要因です。これらの要因が組み合わさり、病気のリスクを高めます。ただし、これらの要因があっても必ずしも下肢静脈瘤になるわけではありません。
症状が進行すると、深刻な合併症のリスクが高まるため、適切な医療処置が必要とされることがあります。気になることがあればお気軽にご相談ください。
よくある症状
- ・静脈の膨張: 静脈がねじれ、膨れ上がり、皮膚表面で青や紫色に浮き出て見えます。
- ・足や脚の疼痛: 足や脚に痛み、重さ、疲労感が現れることがあります。
- ・浮腫: 足や脚の浮腫(むくみ)が起こり、特に日中に症状が悪化することがあります。
- ・かゆみやひりひり感: 皮膚がかゆくなったり、ひりひりしたりすることがあります。
- ・皮膚変化: 静脈瘤が進行すると、皮膚に変色や潰瘍(ただれ)が現れることがあります。
治療法
Treatment
当クリニックでは、下肢静脈瘤の治療にレーザー焼灼術、グルー手術、硬化療法、および圧迫療法があります。
レーザー焼灼術は、病変箇所にレーザー光線を照射して異常な組織を凝固または焼き切ります。
これにより、静脈が塞がれ、血液流れが正常に回復し、症状が軽減します。局所麻酔の下で行われ、通常は痛みが少なく、迅速な回復が期待されます。
グルー手術は注射で硬化剤を組織内に入れ、血液流れを遮断し、異常な血管を修復または症状を軽減します。局所麻酔または全身麻酔の下で行われます。レーザー焼灼術、グルー手術どちらも日帰り手術も可能です。治療後の経過観察も丁寧に行い、下肢静脈瘤による不快な症状や日常生活への支障を軽減します。
痛み、かゆみ、こむら返りなどでお悩みの方は、ぜひご来院ください。